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2007年11月02日

真空管のフラッシング現象

2007年11月2日(金)
 プリアンプLUXKIT A505を使っていて、たまたま天板を取り外してスイッチを入れたとき、8本ある真空管の2本か3本のヒーターが一瞬明るく輝いてびっくりしたことがあります。天板を閉めていればずっと気付くこともなかったのに。ヒーターの電圧がおかしいのか、はたまた真空管の寿命なのか、ずっと気になっていました。

 それが、2007年11月1日付の「キット屋・店主のひとりごと」というブログページで氷解しました。簡潔に言うと『冷えた状態で内部抵抗の低いヒータに一瞬突入的に電流が流れヒータがコンマ何秒か明るく光るもので、直ぐにヒータの温度が上昇しヒータの内部抵抗も上がって電流値が適正化するという現象。』なのだそうです。『ヒータの内部抵抗のばらつきから起こる現象であるが、割合としてはMT管の多くに普通に見られる現象で、何の心配もない。』とのこと。

 経験のある方はお分かりでしょうが、ヒーターがかなり明るく輝くのでドキッとします。これは、フラッシング現象といって、真空管が冷えている状態のときに電源を入れたときにだけ起こり、真空管が暖まっているときには起こらないそうです。真空管の時代に育ったにもかかわらず、このようなことは知りませんでした。精神衛生上、とても安心しました。

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  うまくスイッチONのタイミングで撮れました。
  3本だけが一瞬明るく光っています。


   
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2007年10月09日

テレフンケンとオルトフォンの味

2007年10月9日(火)
 カートリッジにオルトフォンMC-20、昇圧トランスにオルトフォンT-30を使用してジャズヴォーカルを聴いてみる。プリはA505。不調なSV-6をメーカーに出してから、ずっとA505で聴いています。しかし、今のA505は以前とは違って初段にテレフンケンを奢っているのです。力強い低域、つややかな中高域。DL-103のころに較べると、うすいベールが1枚取れたような気がします。テレフンケンもなかなかいける。カートリッジからスピーカーまでの音色がマッチしているのだと思います。なかでもオルトフォンの音色が際だってすばらしい。どれも中古で、今風の高級なものは何もないけれど、帯域を欲張ることなく芯のとおった音は、繊細で耳あたりがよいだけのシステムとは一線を画すものと思います。ジャズやヴォーカルばかりでなく、「ちあきなおみ」をこなす柔軟さもあるのだからおもしろい。
 
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2007年07月12日

中古アンプのエージング

2007年7月12日(木)
 A505は、中に8球の真空管があり、すべて双3極管のため、16球分のヒーターがあります。それなのに、通風は画像のようにアンプ後部のスリットしかありません。内部は相当の熱がこもり、特にコンデンサーは熱で劣化が進む恐れがあります。それで、灯を入れるときは、天板をはずして使っています。

 おそらく、このプリアンプはあまり使用されていなかったのではと思います。それは、一つには真空管の足の周りのガラス管が黒ずんでいないできれいに透きとおっていること。そして、抵抗などの熱を発する部品の周囲の基盤に黒ずみが全く見られないことです。冬眠時間がかなり長かったようです。(数年〜10年以上?)

 こういうアンプは、すぐには起きてくれません。スイッチを入れて30分たっても、レコードをかけると女性ボーカルなどが、ところどころやや耳障りな、歪みっぽい音がします。発振しているのかも知れません。ところが2時間ほど経つと、少しずつ透明感のある音になってきます。そこで、初めにかけて歪みっぽい音がしたレコードをもう一度かけ直すと、とてもきれいな音になっているので、気分的なものではないと思います。ここまでくると、CDとレコードの違いがはっきりと分かります。

 長く使っていなかったアンプは、音を出さずに電源を入り切りして、少しずつ電圧をかけてコンデンサなどをゆっくりと起こしてやらなければなりません。もし、中古でアンプを購入したら、音が悪いと嘆く前に、この手のエージングが必要かもしれません。

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posted by キラリ at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | LUXKIT

2007年06月19日

プリアンプ A505 その2

2007年6月19日(火)
 LUXKITのプリアンプA505が来てすぐレコードをかけてみると、左チャンネルの音が出ないことがあるのに気づきました。ショップに点検をお願いしたところ、何と「トーンバイパススイッチ」が基盤にハンダ付けされていなかったことが判明。キット組立品を購入した場合は、入念にハンダ付けチェックをしましょう。また、膨らんだケミコンは寿命がきていますから注意です。

 アンプが戻ってきたので早速レコードをかけてみました。以前はトーンコントロールをはずした方がすっきりした音だったのに、今度はトーンをはずさなくても音質はすっきりしたままです。ただし、トーンを入れると音量がやや下がります。これはCR型トーンコントロール回路の増幅率を調整できれば解決します。ボリュームやスイッチにガリはなくいい状態です。以前は効かなかったMONO・STEREO切替スイッチもきちんと動作するようになっていました。

 その音ですが、中高音にやや特徴がありますが、問題なくいい音です。中高音は真空管独特の音色で、ずっと石のアンプを聴いてきた方には初めは違和感があるかもしれません。でもすぐに音に慣れて、石のアンプとは違う真空管の良さに気付くでしょう。2時間あまりCDとレコードをかけて聞き比べてみました。CDはCDの音、レコードはレコードの音と、今回ははっきり聞き分けられました。私がリファレンスにしているサリナ・ジョーンズのLP「アイ・ウォント・トゥ・ノウ・アバウト・ユー」では、オールドタンノイとは思えないメリハリのきいた音が飛び出してきます。また、五嶋みどりのCD「パガニーニバイオリン協奏曲第1番」では超絶技法のバイオリンの泣きがとても素晴らしく、2時間があっという間に過ぎてしまいました。

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 A505が来たことで、プレーヤー、プリアンプ、パワーアンプ、オールドタンノイという真空管システムがどうにか形になり、今までプリ代わりに使っていたトランジスタアンプからはコードがはずさました。これからは心ゆくまで真空管サウンドを楽しめます。

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posted by キラリ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | LUXKIT



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